最新の方式や直近の科目一覧・過去問題へのリンクは
必ず大学の公式ページで確認してください。
過去問は「赤本（教学社）」の日本大学（法学部）版をまず押さえてください
過去問は出題の型・頻出論点を掴む最短ルートです。
1. 科目別・おすすめ参考書（短評と理由・使い方）
以下は大学入試（文系・法学部）で得点に直結する選抜。
どれも「実戦で使える」「評判が高い」在庫の定番です。
各書の簡単な使い方も付けます。
国語（現代文）
『入試現代文へのアクセス（河合出版）』シリーズ（基本／標準／発展）
— 「本文の読み方」「設問の読み方」を段階的に学べる。
現代文の正答力を作るなら最初にこのシリーズが効率的。
問題→精読→傍線部の構造把握を徹底して。
使い方: 基本編で本文の読み方を身につけ、
標準→発展で入試レベルに慣れる。
解説を写経して「主語・述語」「接続語」をノートに残す。
英語（文法・長文）
『Next Stage（文法・語法）』
— 文法・語法の定番。
穴埋めや正誤で高得点を取りたいなら基礎固めに必須。
『英文解釈教室（伊藤和夫）』または『ポレポレ英文読解』系
— 長文の構造把握（構文解析）を鍛える。
法学部では英文→和訳／論旨把握が必要な問題が出やすいので、
精読力を鍛える一冊を。
使い方: ネクステで弱点（時制・仮定法・関係詞）を潰し、
解釈書で長文を構造的に読む訓練を。
世界史／日本史／現代社会（選択科目）
山川『一問一答 世界史』シリーズ（または日本史の一問一答）
— 用語と年号を確実に固める。
入試で細かい用語が聞かれることがあるので
「用語即答力」をつける。
現代社会なら『蔭山の共通テストシリーズ』等の講義本 —
公民系は用語＋時事の整理が重要。
使い方: 一問一答で高速インプット→過去問で論述的な応用を確認。
過去問集（必携）
教学社『赤本（日本大学 法学部）』
— まず最新版を購入。
過去問題を年度別に解き、出題パターン（配点／設問形式）を把握する。
使い方: 年度順に解く前に
「出題形式」別（選択／記述／論述）に分けて練習するのが近道。
2. 「出題でよくあるトラップ（引っかけ）」と【具体的な対策】（科目別）
以下は
実際の入試で受験生がミスをする代表パターンと即効で使える対策です。
どれも過去問演習で見つかる典型パターンです（出題者の作り方を意識することが最重要）。
現代文：よくあるトラップ
- 主語・述語のズレに気づかず「本文と合致しない選択肢」を選ぶ
- 対策：傍線部は必ず「主語」「述語」「接続語（だから／しかし等）」を線でマーク。
- 選択肢は本文中の言い換え（根拠）を必ず探す。
- 因果関係の「逆転」トラップ（本文ではA→Bなのに選択肢はB→A）
- 対策：設問文で「原因」「結果」を明確に書き出してから選択肢と照合する。
- 「過度な推論」トラップ（本文にない推論を選んでしまう）
- 対策：本文に明記されている情報だけで答える。設問の「問われ方」を厳密に読む（要旨／原因／具体例／著者の態度など）。
- 実践テク：過去問演習時、正答だけでなく
※不正解選択肢の“どこが本文と食い違うか”※を1問ごとにメモ（NotionかAnkiに登録）しておくと引っ掛けパターンが自分の中で見えてきます。
英語：よくあるトラップ
- 否定表現・複合否定の見落とし（not / never など）
- 対策：設問を読む前に該当文の否定語にマーク。
選択肢で意味が逆になっていないか注意。
- 文脈無視で語義を判断する（単語の多義性）
- 対策：前後の文脈で意味を再確認。分からない語は「類推」ではなく文脈で決める。
- 文法の“二重トラップ”（時制＋語法が同時に怪しい）
- 対策：空所補充は必ず「前半を満たす品詞」「時制」「主語との一致」を順にチェックするルーチンを作る。
- 長文で「本文中に根拠がない選択肢」を選ぶ
- 対策：必ず本文の“該当箇所”を引用して正答根拠を確認。肢が「本文の言い換え」になっているかをチェック。
- 実践テク：英語は「音読＆構文分解」が最短で伸びます。
- 英文を声に出し、構文を矢印で分解してから設問に当たる習慣をつけましょう。
世界史・日本史・現代社会（社会系）のトラップ
- 年号や事柄の前後関係を逆に覚えている
- 対策：年号は「出来事→年号」の順で覚えるよりも、
- 年号→短文で「意味」を結びつける（一問一答のSRS化が有効）。
- 因果関係（原因と結果）の混同
- 対策：出来事ごとに「原因/出来事/結果」の3行メモを作り、試験直前に眺める。
- 現代社会の時事問題で「解釈ミス」
- 対策：教科書＋講義本で原理を理解し、最新時事は新聞の社説や要約（3〜4行）で整理。
3. 具体的な「対策プラン（3段階）」＋ツール活用の例
短期（1週間）→中期（1ヶ月）→長期（3ヶ月）プランと、
先ほどの参考書をどう組み合わせるかを示します。
短期（1週間） — 土台作り（優先順位：過去問1回＋基礎確認）
やること：
- 赤本で 直近1年分 の「出題形式」を確認（何が問われるかを把握）。
- 英語：Next Stageの「苦手分野1つ」を潰す（例：仮定法）。
- 現代文：『現代文へのアクセス（基本）』から1題精読
→ 傍線部の主語・述語マーク練習。
中期（1ヶ月） — 集中特訓（問題演習＋SRS導入）
やること：
過去5年分を科目ごとに解く（時間制限あり）。間違いはOCR→テキスト化してNotionに保存。
世界史：山川一問一答を日次でAnki化してSRSで回す（1日30分）。
英語長文：英文解釈書で1日1題、構文分解→音読→設問解答。
長期（3ヶ月） — 実戦化（模試・タイムトライアル）
やること：
- 本試験と同じ時間割で模試（自分で作るか予備校模試）
→Notionで採点・弱点抽出。
- 記述・論述は「テンプレート化」：
導入→論点列挙→判例or根拠→結論、を毎回使う練習。
- 直前期はAnkiで語句を確実に回し、過去問の見直しを中心に。
4. デジタル化＋アプリ活用の“具体的作業例”
- スキャン：赤本と参考書は※Adobe Scan（無料）※でPDF化
→ OCR（Adobe/スマホ内蔵） → Google Driveに保存。
- OCRテキストをNotionに貼り、問題だけ抽出
→Ankiカード（表：問題 or 肢、裏：答え＋出典ページ）へ。
- 世界史の一問一答はAnkiのカードでSRS（毎日固定時間）を回す。
5. すぐに始められるチェックリスト（今日やる5つ）
赤本（日本大学 法学部）を1冊用意
スマホに Adobe Scan をインストールして、過去問1年分を5ページスキャン→OCR。
Next Stageで自分の弱点文法を1単元潰す（今日中に1章）。
現代文は『入試現代文へのアクセス（基本）』で1題を精読（主語・述語の書き出し）。
世界史なら山川一問一答から重要20語をAnkiに登録してSRS開始。
